「東京から青森へ行くには新幹線と飛行機どっちがいいのかな?」
「新幹線や飛行機を安く予約する方法を知りたい」
今回は、東京-青森間の移動方法で悩んでいる方のために、新幹線と飛行機を料金・所要時間・利便性の3つの観点で徹底比較しました。
この記事を最後まで読めば、以下のことがわかります。
- 新幹線と飛行機はそれぞれがどんな人におすすめなのか
- 新幹線のチケットを安く予約する方法
- 飛行機のチケットを安く予約する方法
東京から青森までの移動方法でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
新幹線と飛行機の比較
ここでは、新幹線と飛行機を料金・所要時間・利便性の3項目で比較します。
新幹線 (東京〜新青森) | 飛行機 (羽田〜青森) | |
---|---|---|
料金 | 最安価格:13,090 円 通常価格: 17,470 円 | 最安価格: 14,670 円 通常価格: 38,760 円 |
所要時間 | 約 3 時間 20 分 | 約 1 時間半 |
利便性 | 1日 18便 在来線への乗り換えが容易にできる 途中下車できる | 1日 6便 搭乗手続きが必要 空港へのアクセスに別途時間と費用がかかる |
検索条件
2024年2月8日出発 片道大人1名料金
えきねっと・JAL 各社正規料金
東京〜青森間を運行しているのは、JALのみです!
料金
新幹線の指定席特急料金は、繁忙期に200〜400円の追加料金が発生するものの、いつ予約しても大きな価格変動はありません。
一方飛行機は、空席数によって価格が変動するため、直前の日にちになるほど高騰する傾向があります。
そのため、各種割引料金を適用できない直前予約の場合は新幹線の方が安くなる可能性が高いです。
所要時間
乗っている時間は飛行機の方が圧倒的に短い
新幹線の乗車時間は3時間〜3時間20分ですが、飛行機の搭乗時間は1時間20〜30分です。
ただし飛行機の場合、空港までの移動や搭乗手続きに時間がかかるため、トータル所要時間で考えるとそこまで大きな差が出ない可能性があります。
利便性
1日あたりの本数は新幹線の圧勝
東京〜新青森間は1日18便運行しています。1時間に1〜2本は走っているため、タイミングの良い便を選べます。
また、飛行機のように搭乗手続きをする必要がなく、在来線への乗り換えや途中下車も可能なため、利便性が高く観光しやすいのは新幹線だと言えるでしょう。
一方飛行機の場合、青森空港は市街地から少し離れた場所に位置しているため、青森駅まではバスやタクシーで30分程度移動する必要があります。青森市街地の観光には、少し不便に感じるかもしれません。
三沢空港行きの便もある
青森県には、青森空港の他に三沢空港もあります。人気の星野リゾート青森屋が目的地の場合は、青森空港ではなく三沢空港行きの便を選ぶとよいでしょう。
新幹線がおすすめな人
新幹線がおすすめな人は以下の通りです。
- 小さな子どもがいる
- JRE POINTを貯めている
- 自宅が東京駅、大宮駅、上野駅に近い
- 直前に予約するけどできるだけ安く行きたい
直前に予約する場合、新幹線のほうが安くなる可能性が高いです。
航空券は出発日が近づくほど価格が高騰する傾向がありますが、新幹線は基本的に急な価格変動はありません。
また、子連れで飛行機に乗る場合、ぐずったときに狭い機内では逃げ場がないのがネック。
新幹線なら連結部であやす、少し歩かせるなどして、座席周辺の人への迷惑を最小限に抑えられます。
ただ、乗っている時間はどうしても飛行機より長くなってしまうため、お子様との相性を考慮して選んでくださいね。
我が家は羽田空港から遠いため、基本的には新幹線を利用します。
しかし、2022年3月の東北新幹線脱線事故の後は、新幹線だと乗車時間が5時間程度かかるため飛行機を利用することもありました。
そのときの状況に合わせて最適な移動手段を選択すると良いですね!
飛行機がおすすめな人
飛行機がおすすめな人は以下の通りです。
- タイムセール情報をこまめにチェックできる
- 自宅が羽田空港に近い
- JALマイルを貯めている
- 乗っている時間が短い方がいい
- 目的地が青森空港、三沢空港周辺にある
JALでは1〜2ヶ月に1回のペースでタイムセールを実施しています。
タイムセールなら片道8,800円〜と破格で購入できるため、日頃からメルマガなどでセール情報をチェックできる方、セールに参戦する時間の余裕がある方は、飛行機の方が安くなることもあります。
また、新幹線に比べて乗っている時間が短いのも魅力。
羽田空港までのアクセスに難がない、目的地が空港周辺なら、トータルの所要時間もグッと短くなるのでおすすめです。
新幹線で安く行く方法
新幹線の価格は、以下の通りです。青森方面へ行く「はやぶさ」は、全席指定席となっています。
東京〜新青森間の片道料金
きっぷの種類 | 料金 |
---|---|
通常 | 17,470 円 |
新幹線 eチケット | 17,270 円 |
往復割引 | 16,430 円 |
トクだ値 5%OFF | 16,590 円 |
トクだ値 25%OFF | 13,090 円 |
株主優待割引 | 10,470 円 優待券購入価格込だと13,470円程度 |
※検索条件
2024年2月8日出発 片道大人1名 えきねっと正規価格
それぞれの割引について詳しく解説します。
安く予約できるおすすめの方法を今すぐ早く知りたい人は「新幹線で安く行くならこの2つの方法がおすすめ!」から読んでくださいね。
新幹線eチケットサービス
チケットレスで200円OFF!
新幹線eチケットとは、交通系ICカードを自動改札機にタッチするだけで新幹線に乗れるサービスのことで、指定席価格が一律で200円OFFになります。
えきねっとで、乗車券と特急券がセットになった新幹線eチケットを購入し、ICカードに紐づけて乗車します。
えきねっとへの登録やICカードに紐づける手間はありますが、チケットレスで乗車できる上、ちょっとお得に乗れるのは嬉しいですね。
「新幹線eチケットサービス」や後述する「トクだ値」は、えきねっとに登録して予約する必要があります。駅支払いでは割引されないため、ご注意ください。
往復割引
往復予約で1割OFF!
JRで往復乗車券を利用する際、片道601km以上であれば往復の乗車券が1割引になります。東京〜青森間は601km以上のため、もちろん往復割引が適用されます。
特急券の価格は変わらず、乗車券(10,340円)から1割引きとなるため、割引額は1000円程度。往復なら約2,000円分も安くなります。
えきねっとトクだ値
お先にトクだ値(早割)がとってもお得!
えきねっとトクだ値とは、えきねっとだけで購入できる、列車・席数・区間限定のきっぷです。トクだ値には、以下の種類があります。
きっぷの種類 | 申込み期日 | 割引率 |
---|---|---|
えきねっとトクだ値 | 当日 まで(※) | 5〜20% OFF |
お先にトクだ値 | 13日前まで(※) | 25~35% OFF |
お先にトクだ値スペシャル | 20日前まで(※)期間限定 | 50% OFF |
今回東京〜青森間を調査した結果「トクだ値5%OFF」と「お先にトクだ値25%OFF」の取り扱いが確認できました。
席数には限りがあるため、割引率の高い切符ほどすぐに満席になってしまう可能性があります。事前受付サービスを活用するなどして、早めに予約をとりましょう。
事前受付とは?
通常、新幹線の指定席発売日は1ヶ月前ですが、えきねっとでは1ヶ月+1週間前から事前受付を開始しています。
事前受付をすれば必ずしも希望通りに予約できるわけではありませんが、お先にトクだ値を利用したいときや繁忙期の予約に重宝するサービスです。
※お先にトクだ値スペシャルは通年設定がないため割愛します。
株主優待割引
脅威の4割引!
JR東日本の株主優待割引券を使うと、4割引になります。乗車券だけでなく、特急券、グリーン券にも割引が適用されるため、グリーン車に乗るときはさらにお得感が高まります。
株主優待券は、金券ショップやフリマサイト、オークションサイトで購入可能です。相場は1枚あたり3,000〜4,000円程度。
金券ショップで株主優待券を購入した場合の合計金額は以下の通りです。
株主優待割引後の金額 10,470 円 + 株主優待券 3,000 円(※) = 合計 13,470 円
※例として、株主優待券を3,000円で購入したとします。
株主優待券の価格によって合計金額は左右されますが、上記の場合では4,000円もお得に予約できます。お先にトクだ値を予約できなかった場合に使いたい手段です。
株主優待券は片道につき1枚使用できるため、往復するときは2枚必要です。
株主優待割引についての詳細は、公式サイトをご確認ください。
パックツアー(ホテル+新幹線)で行くのもあり
ホテルも予約する場合は、
1/11時点で最も安かったホテルセレクトイン青森の例を参考にしてみます。
2/8〜 1泊2日の場合
往復新幹線 + 宿泊代金 = 28,900 円
2/8 のホテルセレクトイン青森の宿泊費は 5,040円のため、今回のケースでは片道 11,930 円 ということになります。
新幹線で安く行くならこの2つの方法がおすすめ!
ここまでで、新幹線で安く行く方法について解説してきました。
おすすめ予約方法は以下の通りです。
新幹線チケットだけなら「お先にトクだ値(早割)」を狙う
ホテルも予約するならパックツアーを利用する
「お先にトクだ値」はえきねっとだけで販売されている割引券です。
競争率が高いため、1ヶ月+1週間前から開始される事前受付サービスを利用し、いち早く予約しましょう。
パックツアーは安いだけでなく、ホテルと新幹線の予約をまとめてできて利便性が高い点も魅力です。
飛行機で安く行く方法
羽田〜青森間の飛行機価格は、以下の通りです。
きっぷの種類 | 料金 |
---|---|
フレックス | 40,630 円 |
セイバー | 16,540 円 |
スペシャルセイバー | 13,020 円 |
往復セイバー | 12,387 円 |
プロモーション(タイムセール) | 8,800円 |
株主割引 | 20,500 円 |
※検索条件
2024年3月13日出発 片道大人1名 JAL正規料金
プロモーションは2024年5月のタイムセール時の価格
安く予約できるおすすめの方法を今すぐ早く知りたい人は「飛行機で安く行くならこの3つの方法がおすすめ!」から読んでください。
JALタイムセール
安く青森に行くならこれ
航空券を安く購入したいなら、JALのタイムセールが最もおすすめです。
2024年5月に実施されたタイムセールでは、羽田〜青森間がなんと片道8,800円で販売されていました。
1〜2ヶ月に1度の高頻度で実施しているため、メルマガ登録するなどしてセール情報をこまめにチェックしましょう。
タイムセールは夜中の0時スタートし、Webサイトは非常に混み合います。
事前に対策しておかないと希望の便を確保するのは難しいので、ご注意ください。
事前対策
- 対象路線を確認しておく
- 23時30分から開設される仮想待合室に入っておく
スペシャルセイバー(早割)
早期予約が安い!
JALには、フレックス・セイバー・スペシャルセイバーの3種類の運賃があり、もっとも安く予約できるのが28日前までの予約でお得になる「スペシャルセイバー」です。
フレックス | セイバー | スペシャルセイバー | |
---|---|---|---|
価格 | 高い | やや安い | 最も安い |
予約期日 | 当日 | 前日 | 28日前 |
予約変更 | 可 | 不可 | 不可 |
フレックスは、当日変更も無料で対応できるスタンダード運賃です。
セイバーやスペシャルセイバーは価格が安い代わりに、予約後の変更はできません。
また、用意されている座席数に限りがあるため、早めの予約が必須です。
上記3つの運賃に組み合わせられるのが「往復割引」です。
往復料金から5%の割引が適用されます。
ただし、往復割引を適用する場合は、フレックスであっても予約後の変更ができなくなります。
株主割引
直前予約に役立つ!
株主割引は、JAL株主へ配布される株主優待券を利用した割引です。片道1区間のフレックス運賃を約50%OFFで利用できます。
株主割引は、フレックス運賃からの割引のため、セイバーやスペシャルセイバーよりも割高で、早くから予約する場合はお得感があまり感じられません。
株主割引が有効なのは、当日や前日など直前に予約するケースです。
スペシャルセイバーの販売が終了した、出発日直前に株主割引で予約すれば、高額なフレックス運賃も半額で利用できるためお得に飛行機に乗れるのです。
お盆や年末年始などの繁忙期にも使えます。
株主優待券は、金券ショップやフリマサイト、オークションサイトで購入が可能です。価格相場は 1,800円 前後。
株主優待を別途購入するのが手間に感じる場合は、後述する格安航空券サイトを利用するのがおすすめです。
その他の割引方法
JALには、以下3つの限定割引もあります。利用できる人は限定されますが、該当する方は検討してみてくださいね。
スカイメイト | 満12歳以上25歳以下 |
---|---|
当日シニア割引 | 満65歳以上 |
JALカード割引 | JALカード会員 |
格安航空券サイト
直前予約に役立つ!
スペシャルセイバーが利用できないときにチェックしたいのが、格安航空券サイトです。
格安航空券サイトなら、旅行会社が所有しているJALの株主優待券を使用して株主割引航空券を手配してくれます。
自分で株主優待券を用意する必要がないのは助かりますね。
※「株主優待券が必要」と表記されているチケットの場合は、自身で優待券の用意が必要です。各サイトの規定をよく確認してご利用ください。
格安航空券を探すときは「スカイスキャナー」を活用しましょう。スカイスキャナーは、さまざまな旅行予約サイトの価格を一括比較できるサービスです。
各旅行予約サイトの価格を一つ一つチェックしていくのは、とても手間のかかる作業です。スカイスキャナーを使えば、手軽に最安値を調べられますよ。
旅行予約サイトを経由した予約は、別途手数料がかかります。株主優待席が満席の場合などは、JAL正規料金より割高になるケースがあります。
また、キャンセルした場合、JALから予約したときよりもキャンセル料金が高額になる傾向があるため、各サイトの規約を確認した上で申込みをしましょう。
パックツアー(ホテル+航空券)で行くのもあり
ホテルも予約する場合は、パックツアーがお得です。
1/13時点で最も安かったホテルセレクトイン青森の例を参考にしてみます。
3/13〜 1泊2日の場合
往復新幹線 + 宿泊代金 = 28,000 円
3/13 のホテルセレクトイン青森の宿泊費は 5,040円 だったため、今回のケースでは片道 11,480 円 ということになります。
飛行機で安く行くならこの3つの方法がおすすめ!
ここまでで、飛行機で安く行く方法について解説してきました。
おすすめ予約方法3つは以下の通りです。
航空券だけならJALのタイムセールを狙う
タイムセールで予約できないならスペシャルセイバーを狙う
ホテルも予約するならパックツアーを利用する
JALのタイムセールなら破格で青森までのチケットを予約できます。
スペシャルセイバー(早割)は 28日前 までの予約で適用されますが、ぎりぎりだと満席になってしまうことも。
JALは搭乗日の330日前から予約できるため、節約したいなら早め予約が鉄則です。
まとめ
今回は東京〜青森間は新幹線と飛行機どっちがおすすめなのかについて解説しました。
価格や利便性の面から考えると、個人的には新幹線の方がおすすめです。
直前でも価格が高騰することはないため安心して予約できます。
しかし、自宅が羽田空港近辺にある、目的地が青森空港(もしくは三沢空港)周辺にあるなどの場合は、飛行機で行くのも便利です。
また、タイムセールで購入できれば片道1万円以下で行くこともできます。
旅の予定や状況に合わせて、最適な交通手段を選びましょう。